奨学生になったら

 私たちは、いつでも、どこでも、だれもが安心してよい医療を提供できる医療機関となることを目指しています。私たちの理念や医療活動に共感をして、ともに民医連の目指す医療を担う医師となるために、大阪民医連は奨学金などの経済的な支援に加えて、医療を巡る多様な社会問題への認識を深め、幅広い視野をもった医師として成長できように様々な形でサポートを行っています。

全国の医学生と社会問題を白熱討論! – 医学生のつどい –

 医学生のつどいは、毎年2泊3日で医学生約200人規模(現役医師・看護師など含めて400人規模)が全国各地から集まり、民医連の医療実践、社会問題、将来の医師像などについて学び、意見を交わしながら交流する場です。
 複数回の学習企画と本番という年間スケジュールがあり、医学・医療の問題にとどまらず、幅広く社会のことも考えていけるようなテーマを決めて講演を聴いたり、フィールドワークと称して地域に出かけたり、少人数グループで討論します。

いろんな出会いは必ず学びになります

 自分は将来どうなりたいのか、いま日本では何が起こっているのか、全国の医学生はどう考えているのか等、様々な立場の人、価値観との出会い、貴方自信の発見があので、ぜひ参加してみてください。
 また、民医連の奨学生を中心に、民医連に興味を寄せる学生が日ごろ学び交流していることをレポートしあう奨学生活動交流も行っています。

多様な切り口から社会問題や現場のリアルを学ぶ - 奨学生会議 –

 奨学生会議は、社会に起きている多様な問題や、患者背景に迫るようなテーマを切り口として、大阪民医連の奨学生を中心として、医学生および医学部を目指す学生に、定期的に学習会・フィールドワークを開催しています。
 医師をふくめた現役の医療者や患者さんの話を聞くこと、困難を抱える患者さんや、地域の人達の立場に立った医療を考えることがで、貴方の医師像をより深めてください。

私たちの活動を紹介します - 年間活動例 –

被災地ボランティアに参加

 私たちは東日本大震災の被災地の宮城県山元町に、ほぼ毎月、支援として医学生と一緒に参加しています。
 被災地は震災から数年経った今まさに復興の遅れや被災者の精神的な面など、問題が浮き彫りになってきています。現地の職員さんと一緒に健康チェックやお宅訪問を通して聞く、地域の方の生の声には、世の中で起きているいろんな矛盾を感じることができます。
 春には医学部に入学直前の新1年生も含めて、10名〜15名程度で土日を使って被災地支援にむかっています。ひとりでも多くの支援者をお待ちしています。

救急からみた地域医療って?

 夏には夏合宿と題して、病院の救急の視点にたって「急患でよく来る患者さん、自宅での生活はどうなっているの?大丈夫か?」という疑問を切り口に企画を開催いたしました。医学生と医師、看護師と一緒になって、外来受診後の気になっている地域の患者さんのもとに訪問しました。はじめてのお宅訪問という医学生や職員もいて緊張気味でしたが、何件かお伺いするなかで「外来の一場面だけ見ていてはいけない」と感想を述べるなど、地域医療についてあらためて考える機会となりました。

水俣病は終わっていない

 民医連では、1956年に熊本県水俣市で発生した水俣病に対して、「被害はまだ終わっていない」という立場から、現在も水俣病に苦しむ方を対象に、被害者の治療、検診、水俣病認定申請の援助、裁判支援などを行っています。
 秋には、医学生や医師と一緒に水俣病の一斉検診に参加、医学生も問診の補助などではいり、はじめて見る疾患や問題の背景を目の当たりにしていました。

ひとりひとりの患者さんを大切にすること

 冬には医学生ミーティングと題して、退院後の患者さんを現場で働く医療スタッフ(MSW、看護師、理学療法士、ケアマネ、医師)と1つの班になって直接伺い、1名の患者さんとそのご家族に時間をかけてしっかりとインタビューするという企画を行いました。
 訪問後の班討論では、「在宅医療の厳しさがわかった」「良い介護ができているのは、最初に病院職員がしっかりサポートしたからできている」「介護者はいま孤立してない?」など、ひとりの患者さんをめぐって、職種や立場を越えて深い議論がされました。
 最後には、医学生からは「自分が主治医なら」というテーマでの発表も行いました。


患者さんのお宅に訪問


病院内のカンファレンスに参加

医学生サポートセンター

 大阪民医連では医学生のみなさんが日常的に活用でき、実習や大学生活の相談にのれるように、在阪大学医学部にサポートセンターを設置しています。
 昼食会や学習会などを開催しており、授業や部活のあいまに参加する医学生がたくさんいます。
 また、専任スタッフをはじめ、企画にくる現役医師や職員があなたの進路に関する悩みや不安の相談にものります。お気軽にご利用ください。

阿倍野医学生サポートセンター

近接大学 : 大阪市大医学部
住所 : 545-0051 大阪市阿倍野区旭町1-1-17 サンビル阿倍野4F
電話 : 06-6643-9114

狭山医学生サポートセンター

近接大学 : 近大医学部
住所 〒589-0023 大阪狭山市大野台1-32-62 ソレイユイシド2階

枚方医学生サポートセンター

近接大学 : 関西医大
住所 〒573-0051 枚方市三矢町5-18 メゾン枚方114号室

※ 問い合わせ電話番号 : 06-6268-3970
※ 問い合わせmail : igakusei@oskmin.com

大阪民医連の医療の最前線を知る! - 病院・診療所見学 –

 奨学生には民医連の病院・診療所・その他医療機関での実習・見学をオススメしています。往診や病棟管理、外来診察、訪問看護をはじめ、OPE、小児検診、医療相談と現場の最前線では様々な医療が行われています。
 自分の目で見に行くことで、民医連の医療実践は勿論、そこで頑張る職員の姿、患者さんの生の声にふれて、「自分がどのような医師になりたいか」と、貴方の将来を考えるきっかけとなります。